「変わらない笑顔で、さあー」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「変わらない笑顔で、さあー」

  10/22(土)の「地球探検隊を知る夕べ」in 大阪の懇親会(飲み会)で合流したチーム☆ミラクルのシンヤ 。オレは「夕べ」でシンヤとの旅の思い出を語った。 


それを知ったシンヤは、mixiのブログで、思い出の旅を再現してくれた。

  隊長と「大人の修学旅行」でアラスカに行ったのは一年半前、
  僕がまだ大学院の卒業式を控えていた3月だった。
  アラスカに一度行ってみたくて仕方がなかった。

  卒業旅行に行こうと決めたが、ツアーの日程が卒業式と
  かぶっているではないか!

  どうしてもアラスカに行きたかった僕の頭の中では
  アラスカ>卒業式だった。
  卒業式をサボって行く事に決めた。

  アラスカのオーロラはすばらしかった。
  オーロラを見て人生が変わったという話が分かる
  ような気がした。

  もっと良かったのがツアーメンバーだった。
  会社を辞めた30台後半の人、主婦、さすらいのフリーター、
  やりたいことがわからない人、踊り好きな人。
  あんなに夜通し人生を語り合ったことはなかった。

  最終日の夜、メンバー全員で僕にサプライズが
  用意されていた。



  ’アラスカでの卒業式’ だった。

  夕食後、メンバーが突然起立した。
  僕の名前が呼ばれた。
  隊長が読み上げてるのが何か分かった瞬間、
  泣いてしまった。

  それは卒業証書だった。

  僕に秘密で卒業証書(隊長の奥さんの美しい直筆)
  を日本から持ってきてたのだった。

  賞状を受け取ると、メンバーが歌いだした。

  森山直太郎の「桜」だった。
  僕はアラスカに行く前に親友を亡くした。


  だから、よけいに歌詞が心に響いた。

  「さらば友よ。
   惜別のとき、
   変わらない笑顔で、さあー。」

  もう、ボロボロになっいた。

  人前であんなに泣いたのは初めてだった。

  今でも、街角で流れていると泣きそうになる。

  思い出のアラスカにいつかもう一度行ってみたい。
  今度は桜の咲く、春がいいかな~。


オレも、あのときほど泣いたことはない。思いっきり泣いた後すっきりした。浄化された気分で、すごく気持ちよくなったのを覚えている。今の社会、喜怒哀楽の感情を無理に封印しすぎていると思う。泣きたいときは泣いて、笑いたいときに笑う。それでいい。旅で思いっきり解放すると、もう封印することはできない。

年末年始は、すぐに予約がいっぱいになったが、学生でアシスタント・スタッフみなが、若い世代だけの「オーロラを見ながら星野道夫を語る会」をやるらしい。2月に実施予定

自ら提案して動く。これは隊員だけでなく、スタッフにも浸透してきた。  



    物事てえものは、

    うれしい前にはきまって、

    心配事や悲しいことがあるんです。

    心配事や悲しいことから、

    うれしいことが

    生れてくるもんですナ


       古今亭志ん生 『なめくじ艦隊』