「旅のイメージのズレ」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「旅のイメージのズレ」

   いろいろ発展して面白いんよ。
   とにかく面白いしかない。
   面白いからやめられない。
   情熱大陸、村松一


隊員たちの熱いコメント に押されたのか

このブログを読んだ編集者が出してきたサブタイトルは・・・

~あなたの大切なものが見つかる地球探検隊の旅


ところが編集会議後に提案されたサブタイトルは

~自分の枠を超えて人生をおもしろくするコツ


サブタイトルから「旅」が消えた・・・・


地球探検隊サポーターでもある隊員たくぞうから電話があった。出張中にもかかわらず、仕事の合間に真剣にタイトルを考えてくれていた。
ありがとう、たくぞう。

たくぞうからの提案は、オレに新たな視点をもたせてくれた。今、ブログへコメントしてくれたり、電話してくれたり、mixiメール を送ってくれる多くの人は、オレの考える「旅」を理解している隊員や講演を聴いてくれた人。だから一般の人がイメージする「旅」とズレているという指摘だった。

だから出版社「こう書房」は「旅」をタイトルに入れると、読者が限定されると考えたのだ。こう書房」が旅のコーナーに置かれる「旅の本」にはしたくない理由がそこにあった。

もちろん「旅のコーナー」に設置する書店もあるのだろうが・・・どこのコーナーに並べるかは店長判断、あるいはバイトの判断らしい。だからタイトルはシンプルでわかりやすいほうがいい。


「こう書房」は、一般にイメージする旅と地球探検隊の旅 が違うからこそ、自己啓発書コーナーに置かれる本をイメージしていたのだ。
内容は「感動を喰らって生きる!」でも自己啓発本なら「感動を喰らって生きろ!」になる。 


それでも何人かに言われた
「隊長っぽくないと思うのは、隊長は主義主張を人に押しつけるタイプじゃないからですよ。」

確かに「オレはこう生きてるけど、あなたの勇気や元気に繋がればいい」そんな思いで書いた・・・。タイトルを決めるのは難しい・・・。悩むより、楽しんでいる自分もいるけど・・・。



以下、たくぞうからの興味深い指摘を転載する。

>>>
隊長

さきほどはお電話にご対応いただきありがとうございました。

ボクが今回の隊長の書籍でタイトルとして気にするチェックポイントは以下です。

・「旅」に対して世間一般で抱くイメージとはずれていないか
・読後にいい意味で「旅」の意味が裏切られる状態になるか
・J●B、H●Sもあまり敵に回さず(笑)、でも地球探検隊の方が「旅の本質」を味わえる旅であることがわかるか


この3つです。


ということを踏まえてのタイトル案ですが、

「旅の根っこ(もしくはねっこ)」
「旅のねっこの見つけ方」(某アルキカタのパクリです(笑))
「旅のひとしずく」(サンボマスターでひかりひとしずくという歌があって、なんかつながる気がしました)

ちょっと文学的なタイトルですが(スミマセン)、こんな感じです。


客観的に考えて地球探検隊のみんなが認識している「旅」の意味と世間一般でいう「旅」のイメージがちがうかなーと思っています。 日本では、旅のイメージは旗もって団体でつれていくようなイメージかと。 ちなみに、「旅のしっぽ」もいいかな、と思ったのですが、なんかAddtionalな感じがしてやめました。


逆に「旅の本質」が隊長の視点で語られているわけなので、それを捉えるタイトルであればよいなー、思います。知り合いにコピーライターの方がいらっしゃるのでコツを教えてもらえばよかったです。。。(>_<)

よろしくお願いいたします。


P.S
ちなみに蛇足ですが、旅という感じは人が重なり合ってできています。

(ご参考)

本来の意味だと旅行団、軍隊のイメージで考えていただければよいのかもしれません。
#だからJ●Bが旗もって団体旅行するパックツアーはある意味「旅」の漢字の意味に近いわけです(笑)


ちなみに、手元に白川静さん の字統・字訓があれば、ちゃんと漢字の由来を書けるのですが、長期出張で姫路にいるため、手元にもっておりません。明日すこしだけ東京に戻るのでその時にすぐに確認します。 とはいえ、「旅のねっこ」の響きは子供向けなイメージがあるので、隊長の「オレ」という言葉とあわないかもしれないこともあり、 これでなくてもいいのですが、世間一般的では「旅」に対して、ぼくらとは違うイメージがあるのを前提にタイトルを考えていただければ嬉しいです。


そういった意味でも、やっぱり隊長がいう「旅」は漢字の由来の意味と違うわけですから、 今回、隊長の考えの根っこの部分を話される以上、タイトルはかなり重要かな、と思います。

取り急ぎご連絡しました。
へつぎたくぞう


どんなタイトルになっても、みんながいいと思うタイトルはありえない。出版社もスタッフも隊員もオレも思いも目的も一つ。どうせ出すなら売れる本にしたい。


今、暫定的に決まっているタイトルは


『感動を喰らって生きろ!』
 ~自分の枠を超えて人生をおもしろくするコツ


そして帯には・・・
〈メイン〉
これが俺の生きる糧だ!
〈サブ〉
さあ旅に出よう。夢に生きよう。
心を解放してもっともっと感動を味わおう!
〈囲み等〉
「地球探検隊」中村隊長の熱きメッセージ


これが決まらないと装丁がデザインできないのだ。


  『だいたい』がいいね。
   だいたいさを詰めれば、
   バッチリ。
   あんまり、
   熱意が行き過ぎるとダメで、
   だいたいな熱意だよね。

   情熱大陸、祖父江慎