「俺は間違っているかもしれない・・・」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「俺は間違っているかもしれない・・・」

  反対意見を言われて
  「私がまちがっているのかもしれない」
  と思うのは、
  「私は正しい」
  と思いこむのより健康で建設的です。
  谷川俊太郎質問箱

休日の今日、PCに向かっていると、サポーター隊員トムから嬉しいメールがあった。

中村隊長
トムです。お疲れ様です。

今日メールしたのは本のタイトルについて。
まずはタイトルの所感ですが、隊長のブログにもあったように、「喰らう・・・」ってのはちょっと??って気がします。

探検隊の旅ってそんなにガツガツしてないし、隊長自身も夢を喰らって・・・って感じではない。かなり違和感を感じました。 奇をてらい過ぎてないですか? 多分女性にはウケない。 起業家にはウケルかもしれないけど。

ところで、今回の本を書いた目的ってなんですか?
旅の素晴らしさを伝えたい、探検隊を広めたい、隊員をもっと増やしたい・・・なんにせよ、できれば目的をタイトルに盛り込みたいですよね。

また、今回の本は誰向けに書いた本ですか?
既存隊員?見込隊員?男性?女性?若者?社会人?起業家?etc きっとタイトルは誰に刺したいか?だと思うんです。上に書いたマーケティング的な「層」を意識するより、もしかすると想定されるある個人を意識してタイトルをつけてもいいのかな?っと感じました。

もしトムがタイトルを考えるなら、
「感動を共感に変える ~ 人と出会う旅・自分と出会う旅 ~」
「夢をかたちに ~旅の出会いが感動を、そして共感を呼ぶ~」
「感動を伝える ~人が繋がる旅、夢が繋がる旅~」
「感動と共感が人に夢を与える」
「感動をつかみとれ! 出会いと感動が共感を呼ぶ」

ってな感じでしょうか? (インパクト薄い??)

なぜ、上のようなタイトルを思いついたかと言いますと、隊員が時々、探検隊の事を出会い系旅行会社って言ってたりしますよね?(笑) あれって、いい意味で当たっていると思うんです。

探検隊の旅で色々な人と、そして初めての人と出会う事、そこで起きるさまざまな出来事で感動したり、その感動を分かち合って、共感する事、そして人の輪がどんどんつながっていく。これが他の旅行会社にはない探検隊の旅の真髄なんじゃないかと思うんです。

なので、「感動」「共感」「出会い」のようなキーワードを散りばめて、少し柔らか系のタイトルを思いつきました。でもちょっとインパクト、弱いですかね~??  
隊長本、第2弾の完成まであとちょっと。もうひと踏ん張りですね。 頑張ってください。
トム


「オレは間違っているかもしれない・・・」そんなふうに思っていて、いつものようにスッキリしない・・・このトムの言葉で霧が晴れるように気分がスッキリした。

転載許可をもらう、メールをすると、

もちろんいいですよ。私の発言は基本オープンですので、じゃんじゃん使ってください♪「喰らう」の一言が妙に気になったので、つたないメールを送らせて頂きました。えらそうな発言ですいませんでした。でも少しでも気分が晴れたのであればうれしいです。 そして今、隊長の思いを共感出来た事もうれしいですね。

もうひと踏ん張りです。発売日当日、書店に、アマゾンに、人が隊長本を求めて、長蛇の列!なんて事をイメージしながら、頑張ってください。
トム

なんだか嬉しくて泣けてきた・・・。
誰に読んでもらいたいか・・・既存隊員と見込隊員だ。隊員の多くを占める女性を意識したことは確か・・・だからアシスタントスタッフ、イクの言葉に迷い始めた・・・「オレは間違っているかもしれない・・・」と。

そして具体的なイメージがないと書けないから、
「オレが2人の娘と、早ければ10年後に生まれてくるであろう孫に残せるものは何か?」
と問いを立てて書き上げた。未来を担う子供たちのために、今の大人が元気になれば・・・そんな願いを込めて書いたのだ。

(つづく)

     「努力する限り人は迷うものだ」
            ゲーテ