「ありがとうという言葉しか見つかんなかった」
「地球探検隊」の旅にはじめて参加した20代の隊員の言葉を転載して紹介する。2年前、モンゴルのツーリストキャンプでヒトミと出会った・・・。
ほんと何がきっかけになるかわからない
2006年9月、2度目のモンゴル。
ツーリストゲルのある晩
はしゃいで酔っ払いすぎて、たまたま近くのゲルに宿泊していた日本人グループに、私たち3人組乱入し、キャビアとクラッカーをいただき、散々好き勝手した後、そそくさと退散。
そして次の日の朝、3人で謝りに行く。
そしたらとってもやさしく
『面白かったよー、俺たち地球探検隊っていうんだ。君たちモンゴル歯科探検隊ていうんだ~一緒だね』
とかいってその謎の隊長(元気のよい男の人)から名刺を渡される。
。。。。それから2年。。。。
私は、その隊長と、また再び、今度は隊員として会うことになった。北は北海道、南は九州から参加した、まったく知らない13人の人たちといく1週間の旅。
『冬のアラスカオーロラを待ちながらキースロッジで過ごす5日間
~フェアバンクス郊外の手作りロッジで、仲間と自炊し語り合う旅~』
(参考:大人の修学旅行 )
初めての海外旅行でこの旅を選らんだメンバーもいた。直前すごい物語以上のことが起こり戸惑っているメンバーもいた。人生のまさに転機にアラスカの旅に来たメンバーもいた。卒業するかしないか悩んで、これなかったメンバーもいた。たった1日のために片道航空券2枚でアラスカに来たメンバーもいた。
これからの目標や夢をみつけれないってどうしようって悩んでいる私がいた。と思う。
かえってきた今、本当に色々ありすぎて、言葉にできんくらい。
周り何もないサンタクロスのキースさんのロッジで過ごした5日間。キッチンで朝までみんなで語って、みんなでむっちゃ寒い中オーロラを待って、ものすんごいオーロラをみて感動して涙を流した。
人生の中でも相当、すごい体験をしてしまったような気がする。
今回の旅(決して旅行ではない)で感じたこと、それは何よりも
【私はなんのためにココにいるの?】
という問いかけだったのかな。
すごく観念的で難しいことのようだけど、それはアラスカの自然の中で自分の中にすんなり入ってきた。誰かれともなく、話が始まる、輪が出来る、そんな空間だった。
すべてが終わって帰るとき、空港でお別れしたとき、すべてが満たされたような感じで、なんかね、ありがとうしか言葉が見つかんなかったよー。
自分の中で感動の数がどんどん、どんどん大きくなって、世界中にあるたくさんの感動がうんと近く感じた。私の周りの人とか、たくさんの人にこういう経験してほしいと思った。
地球探検隊の名刺に書いてある言葉
地球と出会う
世界の仲間と出会う
自分自身と出会う旅
Meet The World
そのとおりだったね。
偶然は偶然じゃなく、すべては必然なんだって教えられた。
よーし
がんばるぞぅ
ヒトミ