「自分が変わっていくこと」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「自分が変わっていくこと」

昨年、JC青年の船「とうかい号」でオレは講師として乗船 ぼらは「とうかい号」の乗船者だった・・・。

オーロラを観に行こう。

12月末で会社を辞め、春から新たな目標を叶える為に学校に通うことにした。それまでの間は毎日のようにアルバイトをしてお金を貯めようと決意していた。

でもやっぱり諦めきれない・・・。どうしても旅がしたい・・・

そんな時、地球探検隊の中村隊長からオーロラの旅ツアーを聞いた。

これだ・・・。そう思った。


単なるツアーじゃつまらない。熱い熱い旅がしたい。感動を共にしたい。そんな仲間に出会いたい。
それを叶えてくれた、「大人の修学旅行」

今回の旅は全部で14人。比較的20代が多く、最初会ったとき、ついていけるか不安があった。
もっとも、そんな思いは1日目でかき消されたが・・・

アラスカ、フェアバンクス。
深呼吸したら肺が凍る。そんな極寒を覚悟していたわたしは、空港に着いた瞬間、拍子抜けした。

暖かい・・・・。もちろん、日本に比べたら寒く、一面雪。でも、マイナス40度の凍てつく寒さはまったくなかった。

わたしたちが過ごすのは、都心から車で1時間程行ったところ。小高い丘の上にたつ、牧場のあるロッジ。まわりは一面緩やかな山々。まわり一面真っ白な景色。

日本のせわしい生活からは想像つかない、緩やかな時間の流れ。

ここで仲間と夜中じゅうオーロラを待つ。こんな旅、最高だ。

1日目、オーロラが出た。
遠くの空に一筋の光が見えた。
正直よく分からなかった・・
「あれがオーロラ??」
白く光るオーロラは、雲のよう

2日目、またもオーロラが出た。
昨日より、大きく出たオーロラ。
写真に撮ると、緑に写った。

3日目夜。
夜中起きているわたし達はこの日、犬ぞりから帰って全員昼寝(笑)

夜8時。
突然メンバーの声が家中に響いた

「オーロラが出た!!すごい!すごいよ!!」

その声で、飛び起きた!
どんなオーロラが出てるんだろう!

気持ちが高まって、スリッパで外に飛び出した。


すごい・・・・・・。


昨日よりはるかに大きい・・。
オーロラは時間を追うごとに広がったり、濃くなったり・・

天上一面に魅せるオーロラのダンス

踊りだす、自然の輝き。

白や青、緑、ピンク。

さまざまに色を変化させるオーロラ。

まるで生きている・・・。オーロラは生き物だ。


涙が止まらない。どんどんあふれ出す涙。
みんな泣いている・・・・・

自然を見て、涙が流れる。こんな想いは初めてじゃないかな。


1時間ほどオーロラのショーは続いた。
それに魅了されたわたしたち。

口から出てくる言葉は
「すごい!すごーい・・・・・」
「おお!すごい!」

「すっごい。すごすぎる」

ただただこれだけ。

オーロラに感謝
この旅の仲間に感謝
すべてのものに感謝

感謝、感謝

感謝しきれない。

旅はすごいよ。 出会いってすごいよ。
仲間ってすばらしい。 共に感動するって最高。

ありがとう、みんな。

1週間ずっと一緒に過ごした仲間。
家族のような仲間。

日本に帰ったら、また普段の生活。

でも、何かが違う。

わたしの心の中には、あのオーロラがある。
わたしの心の中には、みんなの笑顔がある。

星野道夫さん の言葉にこんな素敵な言葉がある

「いつかある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。
 例えば、こんなきれいな星空やなけてくるような夕陽を
 一人で見ていたとするだろ。
 
 もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちを
 どんなふうに伝えるかって。

 写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンパスに描いて
 みせるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいかな。
 
 その人がこう言ったんだ。
 
 自分が変わっていくことだって・・・
 
 その夕陽を見て感動して、自分が変わっていくことだと思うって」

 
 変われる。
 人は感動して、大きくなるんだ。

 ぼら