「アラスカ、本当に行ってよかった(1)」
わたしたちは皆、
1日ずつしか生きられません。
ロバート・J・ホエットン
昨年末、このブログで紹介した
隊員みやこが帰国報告をくれた。
彼女のmixi日記を抜粋して紹介したい。
※写真提供 隊員みやこ、隊員タカ
帰国して約10日。なんだか信じられないなぁ。
行く前は「オーロラの旅」って言ってたけど、帰ってからは「アラスカの旅」って言ってる自分に気づいた。 それだけ、オーロラ以外にたくさんの感動があったってことなのかな。
行く前は、想像できない世界だったから、話を聞いたり、本を読んだり、HP見たりしたけど、いまいちピンとこなかった。でも、行ってみたら、それが全てリアルになった。平面が立体になったかんじ。やっぱり、行かなきゃわからない。
アラスカには不思議なパワーがあった。
そこは髪もまつ毛も鼻毛も凍る世界。
一生に一度しか経験できないようなことが、たくさんあった。
マイナス30度の中でたった5匹しか釣れないアイスフィッシング、そんな中食べるぬるいカップラーメン、シャイなケイトと心を通わせることができた犬ぞり、
髪のアートができあがったチナ温泉、
馬の糞の中を滑るソリ、ビーチフラッグ(もとい、スノーバナナ)、かまくら作成、そして11人入りのかまくらの完成、サプライズパーティー、CAPOEIRA教室、ペンライト撮影、力を合わせて作った料理、大勢で囲む食卓、バラをバラバラ、バナナの釘打ち、凍らせたしゃぼん玉、年越しと同時に雪の中にダイブ、本気の百人一首、2010年をテーマにした書き初め、
学校での遊び、オーロラを待ちながらの夜通しの語り合い... あげてったらキリがない。
年齢も性別も関係なく、みんなフラットに童心になってはしゃいでた。何も考えずに、あんなに心の底から笑ったのはいつぶりだろう?
つづく
ぼくに、心からのやさしさを、
わけてくれる人が、ほかにも、
たしかにいてくれる。
ぼくのことを、
たいせつにおもってくれる人は、
かぞくだけではないんだ。
そういう人たちを、ぼくは、
ほんとうのかぞくとおなじように、
たいせつにしなければならない、とおもう。
「23時間57分のひとり旅」
さだまさし