「大切なことは、出発することだった・・・」
「ナンバーワンにならなくていい。オンリーワンになれだとぉ?
ふざけるな。オンリーワンていうのは
その分野のナンバーワンのことだろうが」
~ドラゴン桜より~
2年前、2008年3月に発行したメルマガの言葉
に感情を揺さぶられた多くの人が参加したオーロラの旅があった・・・。
2年ぶりに再びオレとアラスカ・北極圏に行った隊員トロも、その一人だった。
トロの言葉
は、この2年前のメルマガ
からきているのだ・・・。
2年前に発行したメルマガを一部抜粋して紹介したい。
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 隊長からのメッセージ:大切なことは、出発すること
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大切なことは、出発することだった。
星野 道夫(アラスカ写真家)
こんにちは。「地球探検隊」隊長の中村です。
企業の大きな目的の一つは「永続すること」だと思っています。その手段として適正な利益がなくては企業は存続できませんが、気がつくと目的と手段が入れ替わっていることに、今でもハッとするときがあります。
「大人の修学旅行」はメルマガで発表するたびに、満席になっていく旅が多いのですが、ときには催行人数になかなか達しないケースがあります。今回の、この旅がそれです。
先に申し込んだ隊員が催行されるのかされないのか、会社に休みを申請していいのか、航空券を取っていいのか、自分の意志で判断できない状況をつくってしまうことを心苦しく思っていました。
今年はできるだけ早くに催行の決定をすることが、私の目標の一つです。そこで、今、発表している「大人の修学旅行」 は、私が同行する3月の旅も含めて今日の時点で催行を決定します。
リスクを隊員に強いるのではなく、リスクは企業側が負うべきだと考えたからです。リスクの分散を考えるのが私の仕事であり、私の責任です。トップの気持ち一つで企業が動いていく・・・必要なのは愛と覚悟。この旅がリスクを冒しても価値ある旅だと信じています。
目先の利益を追いかけるのではなく、一つ一つの旅で感動の共感者をつくるのが目的にならないと、スタッフにストレスがたまり、仕事もおもしろくありません。今まで、何度も最少催行人数を割って旅を実施した結果、「やらない方が良かった」と後悔したことは一度もありません。
今では人気ツアー、定番ツアーとなった「モンゴル騎馬隊結成」の旅も、はじめて実施したときは6名でした。このときの最少催行人数は8名。あのとき催行を決定していなければ、この3年間で何人もの隊員たちの笑顔に出会えなかったと思うと、心から、催行の決断をして良かったと思います。
今年は、隊員たちといくつの感動場面を創れるのでしょう。「永遠の一瞬」と思える瞬間をいくつもつくりたいと思っています。
「一生に1回はオーロラを見てみたいですね」そういう人に何度も会っていますが、実際にオーロラを見に行く人は、ほんの一握りです。もしかしたら、その1回は永遠に来ないのかも知れません。小さな夢の積み重ねが、後悔しない人生をつくっていくと思いませんか。
「行く!」と決めたときから、楽しくワクワクした気持ちになるはずです。夢の連鎖を隊員と共に感じ、創っていきましょう。
3月、アラスカの地 で12周年を隊員たちと迎えることを楽しみにしています。
「冬のアラスカに行くのは、今年で最後になるかもしれない・・・」
そんな思いで旅したいと思っています。
大切な今年を、今日を、価値あるものにするために、
一緒に出発しませんか。
「地球探検隊」 隊長 中村 伸一
(※2008年1月発行のメルマガより)
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今だから言えるが、
このメルマガを送った時点では3月の参加者はゼロだった。このメルマガで2008年3月、オーロラの旅
は定員13名満席となった。
もうすぐ14周年を迎える今も、2年前と気持ちは変わらない・・・
大切なことは、出発することだ!
“こんなエキサイティングなことをしてストレスばかり
感じる起業家がいたら、おそらく彼のビジネス手法は
間違っている。
傷を広げないうちに手仕舞いするのが賢明だと思う。
少なくとも仕事が面白くなかったら、とりわけ仕事より
趣味のほうが楽しくなったら、まさしく経営者の引き際
である。一刻も早くリタイアするべきだろう。
ドンキホーテ社長・安田隆夫