「かっこ悪くていいじゃないか」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「かっこ悪くていいじゃないか」


「地球探検隊」メルマガ86号<かっこ悪くたっていい>発行


最近「多国籍冒険ツアーを知る夕べ」 で話したり、隊員同士の飲み会で話すと、ウケる話がある。それをメルマガで少しずつ発表していこうと思った。今回の話は妻のMTB体験。話を聞いている何人かは涙ぐむ。自分の体験と、どこか重なるからだろう。

「地球交響曲ガイアシンフォニー」上映後、龍村監督、主催者の青樹さん 、ディジュリドゥ奏者のKnobさん らと飲みながら、隊員のエミコに、この話をした。

今ではリピーター隊員のエミコから、こんなメールが届いた。

> 私が初めて、3週間のトレックに参加した時、言葉の壁にぶつかって、
> 一人ぼっちな気分になり号泣したことを思い出して、胸がつぶれそうに
> なりました。

> 私の周りにも、その時リーダーとメンバーがいてくれて。
> みんなが「いいから、全部日本語で話してごらん、楽になるよ」って。
> エミコ


自分の中でスイッチが切り替わる瞬間を体感してほしい。こんな体験が、その後の人生を変える。エミコは今、カンボジアの子ども達に日本語を教えている。


同じ様な体験をしている隊員は多い。

 
> 私のグループは、日本人が自分一人だったこともあり、
> はじめはなかなか皆の中へ入っていくことができませんでした。
> 旅も半分ほど終わった頃、夜、バーに飲みに行ったとき、
> イギリス人の年上の友達に、自分の思いを打ち明けたこと
> があります。
> その時自分が持っていた、「英語を話せない歯がゆさ」や
> 「そのせいで感じる孤独感」など。
> 彼女は、私の話を黙って聞いてくれ、最後に、そっと
> 私の肩を抱いてくれたのです。すごく楽になりました。
> 思えば、その時から、私のトレックが、再スタートした
> ように思います。


さらに彼女は続けます。


> 心と体を思いっきり使う、汗まみれ、泥まみれになる
> 旅に出て、いろんなカッコイイ人に出会って、
> ショックを受けたい!
> 地球探検隊に出会えて、トレックに出会えて、
> 本当に良かった。
> みなこ



みなこは現在、美大生。3月からうちでアルバイトをすることになった。うちで最も大事にしていること。それは隊員との感情共有なのだ。先週一週間は、学生アルバイトの面接が続いた。3月から2人の学生アルバイトが入る。春から「地球探検隊」に新しい爽やかな風が吹く・・・。

 
   『次に会えるときには
    一歩でも前に進めてたなら
    そんな自分を見せたい
    そんな自分で会いたい』
    
    ―諫山実生―



■妻と旅したトレックアメリカツアー(97年3月)


■エミコの日記ブログ