「身近な人間の死」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「身近な人間の死」

最近、いくつものコミュニティで立ち上がったMLがアツイ。
中でも一番熱いMLが「大人の修学旅行」7月のモンゴル騎馬隊チームサリフ。

昨年、祖母を亡くした「みか」、父を亡くした「じゃいあん」、母を亡くした「ひで」・・・きっかけは、仲間の一人「てちこ」が年末のタイから無事生還の知らせを受けて「生」と「死」をまっすぐに見つめたヒデの一通のメールから始まった・・・。それを受けた、じゃいあんの返信。

 僕は父を亡くして初めてうわべでない本当の悲しみを知りました。
 人前で涙があふれたのも初めてでした。
 そして、その時初めて理解したのですが、普段何げなく付き合っている
 友人達もそれぞれ悲しみを背負っていることを知りました。
 そんな時、やはりお父さんを亡くしているキアヌさんから、
 「悲しんでたら天国のお父さんは喜ばへんで。お父さんの分まで楽しまな」
 と励まされたんですよ。
 ヒデも「家族に不幸があり、海外なんて行っている状況ではなかった」
 とありますが、悲しみに沈んでいるよりも前向きにいろんな体験を積む
 ヒデをお母さんは喜んでいると思います。
 僕は、数十年先、父と再会したときに人生こんなにおもしろかったでーって
 報告できるようにと思うようになりました。


オレは、こんな隊員たちを誇りに思う。一緒に旅ができて幸せだ。

「地球交響曲」を主催する友人、青樹さんの発行する、東京プロフェッショナルズのニュースレターに、8月のモンゴル騎馬隊チームテレルジのエミコが紹介された。

もともと、オレは彼の表現力に圧倒されていたが、今年になって、さらにパワーアップしている。毎回、ニュースレターを一気に読ませる文才がある。「地球探検隊」メルマガも彼に影響された部分も多い。伝え方がうまい。「インドネシアの神様 」「心に刻まれる引き算 」は秀逸! 

青樹さんのニュースレターとMLともシンクロしている。「エミコも・・・」知らなかった。オレは、メンターだった祖父が他界したときを思い出して、仕事中にウルウルしてしまった。でも、今は毎日を惰性ではなく、一瞬一瞬をめーいっぱい楽しんでいる。「爺ちゃん、オレを見ててくれ!」・・・

最後に「たかみー」と「かめちゃん」の会話。
 「みんなで、『充実した人生だったね』っておじいちゃん、おばあちゃんになったときに笑っていえると良いですね。」

これが俺たちチームサリフ7人の目標になった。


  『はるばるここまで生きてきて
  時々後ろを振り向けば
  逝きて還らぬ人がいる

  逝きて還らぬ人なのに
  生きてた時よりそばにいる』

    (巡礼歌、武田鉄矢)より