”「ONETEAM」のための爆弾投下” | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

”「ONETEAM」のための爆弾投下”

島田園長とは長い付き合いだ。
お互い本音で語り合える数少ない親友の一人だ。

動物好きな俺は、
彼のブログは毎日かかさずに読んでいる。
彼の夢、「動物と暮らす家」は、

俺がやりたかった夢でもある。

俺も好きだよ、「ONE  TEAM!」って言葉。
組織のトップを22年やってきたから園長の言葉には
ものすごく共感できる。歳も一歳違いだから

「THE 昭和」な男なのだ。

考えてみたら、
俺は入社して半年で直属の上司と独立・起業して以来、
ずっと気持ちは経営陣側だった。
労働者側になったのは、人生で、たったの6か月しかない。
そんな俺が会社倒産、自己破産して、この1年
派遣やバイトやってわかったことがいっぱいあった。

この投稿は、多くの反響を呼んだ。

今、主夫をしてて、主婦の気持ちがわかったことがいっぱいあるように。

今は、「リーダー本」とか書いてるけど、
俺も会社設立当初の20年以上前、散々、スタッフに怒って爆弾投下してた。


20代前半の女子からクレームの電話があった。
クレーム内容は意味不明なものだったからお客に腹が立った。
スタッフは家族のように思ってたから、
「俺の弟に何か文句あんのか?」って感じ。
ただ、そんなクレーマーに、ただただ平謝りのスタッフには、
もっと腹が立った。


電話が終わるなり、
 「嫌な電話を早くに切ることしか考えてなかったろ!
 本当に自分が悪いと思ってんのか?思ってないだろ!

 悪くないんだから。
 心から謝るべきときは素直に謝る。でもな、
 逆に心から謝らないんだったら、謝っても意味ねぇだろー」


怒り収まらず、ブチ切れた俺は、
非常口の鉄の扉に正拳突きして拳にヒビが入ったことがある 笑
この頃、亡くなった妻も一緒に仕事をしていた。
妻に「バカね。湿布買ってくるね」って。

ホント、バカやってた。

爆弾投下は、やってもスタッフが委縮するばかりで
どんどん理想とするONE  TEAMからかけ離れていった・・・。

まず、トップとスタッフではプロ意識も視点も違う。
何のために仕事してるのか、目的も違う。

立ち位置が違えば見える世界が違うのだ。
だから、スタッフとの距離を縮めるには、
ベクトルを合わせること。
目的への距離は違っても、方向性さえ一緒なら
同じ目標に向かって一緒に歩めるはずだ。

誤解を恐れずに言えば、
いわゆる組織のNo2の意識は経営者より
パートのおばちゃんに近いと思う。
それくらいトップとNo2以下のスタッフと意識は
かけ離れてると思う。

俺が思うに
みんなに爆弾投下より、
一人ひとりとのミーティング時間を持つこと。
そこでトップに本音を言える社風・雰囲気にすること。

「たとえば、園長、ただでさえ濃い顔してるのに、

髭伸ばすと、ちょっと怖いんですけど・・・」とか。笑

そして、一人ひとりとのミーティングを終えた後、
いつもの職場ではなく、どこか場所をかえて
キャンプ場とかでオフサイトミーティングをすると
効果的だと思う。

 

実際、メッチャ忙しかった時、「俺たちの24時間」とか言って

レンタカー借りて、山梨県のキャンプ場ロッジで

スタッフと朝までミーティングした時は、

「地球探検隊」も上手くいっていた。


ONE  TEAMになるために、オフサイトミーティングで
園長の気持ちを代弁することぐらいなら、
いつでも協力できるよ、俺。今は経営者もスタッフの立場もわかるからね。
俺、まったくの部外者だけど、勝手にチームの一員と思ってるから。

一緒に高みを目指そうぜ!

   組織は一人では動かないのです。
   いくら虚勢を張ったところで、
   できることには限界がある。
   それよりも、みんな支えてくれ、
   というスタンスを大事にすること。
   『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』
   岩田松雄