「古いアルバム、20歳のおふくろが綴った育児日記」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「古いアルバム、20歳のおふくろが綴った育児日記」

   時間は
   すべての人に平等やけど、
   違うのは密度だけ。
   「日本一の言葉」コシノジュンコ(著)


18歳で結婚し、20歳で俺を産んだ、おふくろ。
20歳のおふくろが綴った育児日記を改めてみた。
育児日記に貼ってある写真を見て美香は大笑い。


「颯馬(ふうま)、やっぱり隊長そっくり!」
夫婦になっても、美香は俺のことを「隊長」って
呼んでいる。笑

うぅ~ん、確かに、俺の幼い頃に、ますます似てきた。
それにしても育児日記に綴られた文章量に圧倒される。
俺が「書くこと」が好きなのは、おふくろ譲りなのか・・・。
そして、文面から無償の愛が溢れ、
愛情の深さがビンビン伝わってくる。

幼い頃、愛情いっぱいに育った子は、
道を踏み外さないと思う。
母方の爺ちゃん、祖母ちゃんに預けられてた俺は
まるで初孫のごとく可愛がられた。妹が嫉妬するほど
「伸坊、伸坊」と、海や山、川に爺ちゃんが連れ出した。
その代わり、親父と遊んだ記憶は、ほとんどない。

俺はグレた時期もあったが、一線を超えなかったのは
おふくろ、爺ちゃん、祖母ちゃんを悲しませてはならないと
決めていたからだ。

おふくろに「世界中で一番好きな人」と書かれた育児日記・・・
この記録と記憶が、大人になってから間違いなく影響してる。
俺が「何があっても大丈夫」と今、思える根底には、
思いっきり愛された経験があるからだと思ってる。

親父と離婚直後、育児日記の冒頭の文章、
「パパのような素晴らしき男性に!」が消されているのには
笑った。

12時8分、真昼間に産まれた俺。
「昼に産まれるとは珍しいね。太陽のような子になるね」と、
親戚や近所の人に言われたらしい。

そして、20歳だった母の願いが、こう綴られていた。
「一番の願いは、丈夫な子に育ってほしい。
そして、誰からも好かれる人間に」

俺は、おふくろの願い通りの大人になれたかな・・・

美香が颯馬の「Baby's memory Book」に書いた言葉は
「颯爽と風を切る馬の如く、たくましく、清らかに生きる」
どんな子に育っていくのだろう・・・楽しみだ。

 

 


ここのところ、ずっと颯馬はご機嫌だ。
ケラケラと声をあげて笑うようになった。

毎日、メチャクチャ颯馬に影響されてる親バカな美香と俺・・・



   しんのすけ、
   とーちゃんが人生で
   一番幸せだと思ったのは、
   おまえとひまわりが
   生まれたときだ。
   だからしんのすけ、
   死ぬな。
   テレビ朝日「クレヨンしんちゃん」野原ひろしの言葉